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第1回
Dollar Voting
〜飲食店は“立候補者”の意識を持て!〜


飲食店経営の成否を左右する「売上げ」の正体とは何でしょう?
答えはズバリ、「お札による人気投票」(Dollar Voting)です!
 客が支払う現金は、いわば投票用紙。もし、有権者である客の支持を得られなければ、 票、つまり現金は他の競合店に流れることに。
 飲食店は常に自分たちが、有権者(客)の評価の目にさらされている立候補者である という意識を持つ必要があります。「そんな当たり前のことは言われなくてもわかっている」 と、思われるかもしれません。でも、"頭でわかっている"="実際に行動している"ではないのです。

 莫大な宣伝費を投じ、鳴り物入りでオープン。ところが、大盛況だったのは最初の1ヶ月間だけ。気づけば、客足がパッタリ途絶えてしまった飲食店……。それって、国会に現れては消えるタレ ント議員によく似ていませんか?
 一期目はタレントとしての知名度で華々しく当選。しかし、政治家としての能力が追いつかず、 二期目の獲得票数はボロボロ。期待を裏切られた有権者は、すぐにそっぽを向いてしまいます。 また、どんなに政治家としての能力が高い立候補者でも、有権者の前で偉そうな態度ばかり とっていれば、やはり落選街道まっしぐら。
 味は超一流だけれど、サービスは最悪という飲食店が、まさにそれ。クオリティや知名度は 大切ですが、それだけでは成功の条件は満たせません。そして、票の獲得に一度は成功したと しても、有権者(客)は、とても気まぐれ。飽きっぽい彼らに支持され続ける立候補者(店) になるためには、過去の成功体験にとらわれず、ニーズに合った“改善”を続ける姿勢が 欠かせないのです。とはいっても、どこから手をつけたらいいものやら……というのが、 多くの経営者に共通する悩みどころ。

 そんな経営者の悩みを解消する、驚くほど簡単でシンプルな方法があります。
 それは、経営者からアルバイトスタッフまで全員が (1)味 (2)価格 (3)雰囲気 (4)接客・サービス という4つの項目について各25点、合計100点満点で、自分たちの店を採点してみること。
 注目すべきは、オーナーや店長と、現場スタッフの採点結果が食い違っている項目です。 中でも(4)「接客・サービス」に現場スタッフが低い点数をつけていたら要注意!現場スタッフ は、常日頃から来店客の生の声を見聞きしています。少々ネタが古いですが「事件は会議室で 起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」ってことですね。
 今や、味や値段、雰囲気という3つの条件をすべて満たしていることは、飲食店を“つぶさない” ための最低条件。売上げを伸ばすためには、さらに「ホスピタリティのある接客・サービス」で 他の競合店との差別化を図る必要があります。

 つまり、有権者(客)が投票してくれる立候補者(店)になるためには、 この第4の条件がカギとなるのです。


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